JR東海は13日、リニア方式の中央新幹線における中間駅の建設イメージを発表した。切符の発売場所を設けないなど、将来の鉄道輸送形態を見据え、必要最低限の設備のみで建設する。
中間駅では1階に入出場口、改札設備、旅客トイレをそれぞれ1か所設置。地上駅では2階、地下駅では地下1階に、島式2面4線のホームを設置する。改札階からホームへは、階段、エレベーター、エスカレーターで連絡する。駅施設を除く1階部分では、地元負担により店舗などを建設できるようにする。
建設費や開業後の運営費を圧縮することをねらいとして、切符の発売コーナーは作らず、発売担当者もおかない。列車は全車指定席として、事前に予約発売する形態をとる。
JR東海は2011年11月に、中間駅の建設費用に関する方針を転換し、同社の自己負担で建設することを決定。その際に、「大胆に効率性と機能性を追求する駅を目指す」として、駅の設備を最低限にすることを表明していた。