大阪市交通局は13日、職員向けの安全研修施設「輸送の生命館」を2013年6月末に開設すると発表した。
研修施設は、「導入」「過去の事故等を学ぶ」「基本動作や各種設備の取り扱いを学ぶ」「メンテナンスの重要性を学ぶ」「まとめ」の5つのゾーンからなり、実物を使った体験型研修を中心に行う。事故に関する展示物としては、ニュートラムが衝突した車止めや、地下鉄長堀鶴見緑地線の重大インシデントによる損傷ポイント、事故の歴史年表などを設置。火災事故や避難誘導の疑似体験により学習できる仕掛けも設ける。市営地下鉄の輸送の安全を確保し、全職員参加による安全追求を実現するのがねらい。
施設の広さは約500平方メートルで、森之宮検車場内に開設する。同施設を使った研修は7月から開始する。