JR東日本千葉支社は24日、防風柵(さく)の設置によって、京葉線の運転見合せ時間が約9割、速度規制時間が約7割減少したと発表した。
京葉線では、強風時の運転規制を減らすために防風柵が設置されている。2012年10月末には、それまでの橋りょう部6か所の防風柵に加え、潮見~葛西臨海公園間と二俣新町~南船橋間の高架橋や橋りょう部にも防風柵が設置された。
防風柵の増設以降、先月末までの運転中止時間の合計は30分、速度規制時間は同978分だった。防風柵がなかった場合は、運転中止時間が378分、速度規制時間が3645分になっていたといい、それぞれ92パーセント、73パーセント減少した。今回の防風柵の設置により、強風による輸送障害が大きく低減したことになる。