京王電鉄は30日、「京王れーるランド」を一新し、今年10月に開業すると発表した。
多摩動物公園駅前にある京王れーるランドは、鉄道をテーマとしたアミューズメント施設として、2000年に開業。同社の電車が今年100周年を迎えたことを記念して、名称はそのままに、同駅の反対側に新しい施設を作る。
新しい屋内施設は2階建てで、1階には6000系車両のカットボディを使った運転体験シミュレータやHOゲージのジオラマなどを設置する。運転体験シミュレータは、乗務員訓練で使用していたCGシミュレーションソフトを使用し、複数の列車種別や気象条件により本格的な運転操作が体験できる。2階は子ども向けのフロアで、日本最大級のプラレールコーナーや、鉄道設備をイメージしたアスレチックスペースを設ける。屋外では、引退した2400形、2010系、5000系、3000系、6000系の5両を並列させて展示するほか、踏切やトンネルを通過するミニ電車の運転も行う。
入場料は250円で、運転体験シミュレータは1回300円、HOゲージのジオラマ運転は1回100円が別に必要。