鉄道コム

山田線の盛岡側で増発、社会実験実施

2013年6月18日(火)14時11分

盛岡市とJR東日本盛岡支社は17日、山田線で社会実験を行うと発表した。盛岡~上米内間(約10キロ)で、平日の18時から21時ごろまでの上下各2本を増発し、利便性の向上を図る。

社会実験の実施期間は、2013年9月末から2016年3月末までの2年半。増発区間は盛岡~上米内間で、列車は1両編成とする。増発列車の時刻は、盛岡駅が18時10分発と20時39分発、上米内駅が18時29分発と20時59分発。現在、夕方から夜にかけては上下各2本が運転されており、増発後は上下各4本になる。平日朝の増発はしない。あわせて上米内駅では、同駅接続のバス運行を改善するほか、無料駐車場を設置し、列車利用者の増加を図る。目標の増加人数は1日200人としている。

山田線は、盛岡~宮古間の山岳区間と宮古~釜石間の沿岸区間からなる全線単線の非電化路線。1923年10月に盛岡~上米内間が開業し、1939年9月に全線が開通した。「鉄道統計年報」をもとにした平均通過人員は、1986年度が1日1キロあたり1362人、2007年度が419人、2011年度が217人と年々低下。JR東日本管内では岩泉線に次ぐワースト2位となっている。なお、宮古~釜石間は東日本大震災で被災して以降、列車を運行していない。

2013年6月18日(火)14時11分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

京成の新型車「3200形」詳細

実は「ギリギリ」な設計だった? 京成電鉄の新型車両「3200形」を深掘りします。

画像

西武山口線に新型車

4両編成3本を2025年度~2027年度に順次導入し、8500系を代替。デザインは各編成別。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。