JR東日本は2日、新潟地区向けの一般形車両として、E129系を160両新造し、2014年度から順次投入すると発表した。
E129系は、首都圏のE233系車両をベースとし、車内照明の全LED化、座席幅の拡大、車内外の情報案内装置の充実などを図る。また、新潟地区の気候に合わせ、耐寒耐雪仕様とする。新造編成数は、2両編成が30本、4両編成が25本。運用区間は、上越線(水上~宮内間)、信越本線(直江津~新潟間)、羽越本線(新津~村上間)、白新線、越後線、弥彦線とする。E129系の導入により、115系車両が一部置き換わる。
またJR東日本は同日、「仙石線・東北本線接続線」経由で仙台~石巻間を結ぶ列車向けに、HB-E210系ディーゼルハイブリッド車両を新造することも発表した。新造編成数は、2両編成8本(計16両)。同区間の列車は、東北本線が交流、仙石線が直流と、電化方式が異なるため、ディーゼルカーが使用されることになっていた。HB-E210系は、2015年の接続線開通に合わせて運転を開始する。
新造車両は、E129系、HB-E210系のほか、南武線用のE233系も計画されている。南武線用E233系の新造編成数は、6両編成35本(計210両)。2014年度から順次運転を開始する。