JR東日本盛岡支社は、大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の陸前高田~長部間に「奇跡の一本松」駅を臨時で設け、7月13日から一部時間帯で停車を始めた。
駅名の由来となった「奇跡の一本松」は、陸前高田市で東日本大震災の津波に耐え、1本だけ残った松。そこから500メートルの位置に「奇跡の一本松」駅を設置した。8月末までの土休日と8月6日と7日、12日から16日までの日中に、1日10本が停車する。
また、大船渡線BRTでは、9月28日(土)に専用道の延伸と「碁石海岸口」駅の設置をする。新たな専用道は、小友~大船渡間(10キロ)と竹駒駅付近(0.5キロ)で、専用道の距離はこれまでの3.2キロから13.7キロに延びる。
気仙沼線のBRTについても、専用道を延伸する。新たな専用道は、陸前戸倉~志津川間内(3.5キロ)、志津川~清水浜間内(3.8キロ)、陸前港~陸前小泉間内(2.8キロ)で、専用道の距離はこれまでの11.6キロから21.7キロになる。延伸区間は9月5日(木)に開業し、ダイヤ改正により柳津~気仙沼間の所要時間は7分短縮される。