JR東日本秋田支社は19日、秋田新幹線と在来線が走行する奥羽本線の神宮寺~峰吉川間に、あわせて約3キロの防雪柵を新設し、年内に使用開始すると発表した。
設置区間は、神宮寺~刈和野間のうちの約2300メートル、刈和野~峰吉川間のうちの約600メートル。秋田方面に向かって左側に設置し、雪の吹き溜まりを防いで、冬季の安全・安定輸送を確保する。今年3月に神宮寺~刈和野間で起きた秋田新幹線の脱線事故を受けての対策の1つで、8月から12月にかけ工事を行う。防雪柵は、地面から約4メートルの高さがあり、夏季には収納可能な構造を採用する。
秋田新幹線の脱線事故については、国の運輸安全委員会により原因の調査が継続されている。JR東日本秋田支社は、同調査の結果により新たな対策が必要とわかった場合には、対応していくとしている。