JR九州は29日、久大本線の豊後森駅をリニューアルし、2013年9月下旬に供用を開始すると発表した。
リニューアルは、地元の玖珠町とJR九州とで進める「玖珠エリア観光開発」のキックオフとして取り組むもので、デザインはJR九州の車両などで実績のあるデザイナー水戸岡鋭治氏が担当。「森の中にある豊後森駅」をコンセプトに、駅舎の屋根と外壁を、土や大地にちなんで茶色に塗り替えるほか、丸太を使った風情ある造りを残しつつ、自然と調和した駅にする。三角形の明かり取り窓なども活かし、新たに駅舎入り口付近に格子を設置する。
豊後森駅は1929年に開業。駅近くには、国の登録有形文化財に指定された豊後森機関庫がある。