JR四国は29日、予土線を走るトロッコ列車「清流しまんと号」をリニューアルし、「しまんトロッコ」として運転を開始すると発表した。デビューは、2013年10月5日(土)。
「しまんトロッコ」は、「清流しまんと号」のけん引車両キハ54形とトロッコ車両トラ45000形をリニューアルし、2両とも外観を鮮やかな山吹色に塗り替える。インテリアも山吹色をアクセントカラーにしつつ、木のぬくもりを演出。トロッコ車両には雨や寒さ対策として着脱式の透明シートを新たに設置する。デザインは、JR九州の車両などで実績のある、デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当する。
10月5日以降、10月、11月の土日祝日に運転。運転区間は、上り・下りとも予土線の宇和島~窪川間で、運転時刻は「しまんトロッコ2号」が宇和島駅11時32分発(窪川駅13時51分着)、「しまんトロッコ1号」が窪川駅15時1分発(宇和島駅17時44分着)。
現行の「清流しまんと号」は、1984年にデビュー。貨車を改造したトロッコ列車の先駆けとして、30年近く活躍したが、8月31日(土)で運転を終える。JR四国では、運転終了に合わせて記念乗車証の配布や記念ツアーを実施する予定。