JR九州は20日、豊肥本線阿蘇駅のホームに、レストラン「火星」をオープンすると発表した。開業日は、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が運行を始める10月15日(火)。
レストランは、木材を生かした平屋建てで、阿蘇駅2番のりば(大分方面)ホーム上に建設。「ななつ星」の新造や阿蘇駅のリニューアルなどを手がけた水戸岡鋭治氏によるデザインで、併設する庭の眺めや阿蘇の外輪山の景観を楽しめるようガラス張りにする。店名の「火星」は、「火の国、熊本に輝く星」という意味を込めた。座席数は30席で、「ななつ星」の乗客定員の28人とほぼ同じ。同列車の乗客は、3泊4日コース、1泊2日コースともに、最終日の朝に「火星」を利用する。
一般向けの営業も行う予定で、「ななつ星」の乗客とは異なるメニューを提供する。レストランを利用するには、乗車券か同駅の入場券が必要。