JR東日本盛岡支社は12日、釜石線などで運行予定の仮称「SL銀河鉄道」のSL車庫などのデザインと整備状況について発表した。
SL銀河鉄道は、蒸気機関車C58 239号機を復元しけん引させるSL列車。客車には、JR北海道から購入したキハ141系(旧50系客車改造車)を使う。同支社では、C58を留置させるためのSL車両基地を盛岡駅西口に整備し、過去に使用していた転車台の改修、蒸気機関車の検修庫や給水設備の設置などを行う。
検修庫は、旧国鉄時代の盛岡工場を思い起こさせるレンガ調の外壁とし、大きなアーチ窓が特徴。完成時期は、2013年11月末頃を予定している。このほか、釜石線内でも地上設備を整備し、釜石駅に車庫、転車台、給水設備などを設ける。給水設備は遠野駅にも設置する。
C58の現在の復元状況も同時に発表された。現在は大宮総合車両センターにて整備中で、修繕が必要な箇所が多数発見されたため12月末ごろまで同センターで復元工事を行うとしている。