横浜市交通局は12日、横浜市営地下鉄グリーンライン用の10000形2次車を新造し、2013年度末に営業運転を始めると発表した。
10000形2次車は、リニアモーター駆動の車両で、8両(4両編成2本)を新造する。外観は、LED前照灯やフルカラー行先表示器を採用するほか、テールライトの形状、前面・側面の塗装も若干変更する。グリーンラインを象徴する緑色の複数の帯は2次車でも側面に配される。外観について同局は、「1次車からのイメージを大きく変えることなく斬新」にするとしている。車内では室内灯にLEDを採用するほか、車内案内表示装置の17インチワイド化、ドア開閉予告表示灯の設置、壁掛けヒーターの増設、網棚パイプの追加などを行う。車いすスペースの拡大、手すりの増設など、バリアフリー対策も向上させる。
グリーンラインは、横浜市高速鉄道4号線として2008年3月に開業。中山(横浜市緑区)~日吉(同港北区)間の約13キロを結ぶ。現在は、10000形1次車の60両(4両編成15本)が運行している。