鉄道コム

速達列車は「かがやき」、北陸新幹線の列車名決定

2013年10月10日(木)17時35分

W7系・E7系(イメージ)
W7系・E7系(イメージ)

JR東日本とJR西日本は10日、2015年春に延伸する北陸新幹線の列車名を発表した。東京~金沢間の速達タイプの列車名は「かがやき」となった。

列車名は、「のぞみ」や「ひかり」など、運転区間や停車駅などを区別できるようにつける名称。今月2日に発表した運行体系にあわせ、4つの列車名を設定した。東京~金沢間を最速約2時間半で結ぶ「速達タイプ」は「かがやき」、多くの駅に止まる「停車タイプ」は「はくたか」、富山~金沢間の「シャトルタイプ」は「つるぎ」に決定した。東京~長野間の「現長野新幹線タイプ」は、「あさま」を継承する。

列車名は、5月31日~6月30日の間、両社で一般公募を実施。応募総数は約14万5000件だった。名称の数はあわせて1万種類を超えたといい、両社がその中から選定した。最も応募が多かったのは、列車名としての歴史が長い「はくたか」だった。

速達タイプの列車名となった「かがやき」は、1988年から1997年まで上越新幹線の連絡特急として金沢~長岡間を走った特急で、18年ぶりに名称が復活する。シャトルタイプの「つるぎ」は、立山連峰の剱岳(つるぎだけ)が由来。大阪~富山間の夜行列車の名称で、1972年に寝台特急に格上げ後、1996年まで走っていた。停車タイプの「はくたか」は、北越急行線経由で北陸方面と越後湯沢を結ぶ現役の在来線特急と同じ名称。1965年から1982年まで、上野~金沢間を結ぶ特急の列車名として使われたのが最初で、1997年に現在の在来線特急で復活した。在来線特急「はくたか」の名称は、北陸新幹線の金沢開業時には廃止されることになる。

2013年10月11日(金)12時15分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。