JR西日本は24日、新幹線車両「N700A」を導入し、2013年12月中旬に営業運転を開始すると発表した。
N700Aは、従来型のN700系をベースにした最新型の車両で、JR東海がN700系1000番台として今年2月から運転を開始。JR西日本の同車両は、N700系4000番台とし、11月下旬に16両1編成を投入、12月中旬に営業運転を始める。
また、既存のN700系に中央締結ブレーキディスクや定速走行装置など、N700Aの機能の一部を搭載する改造も行う。改造工事は、博多総合車両所で実施。同社のN700系16編成すべてを2015年度までに改造する。2013年度は3編成、2014年度は8編成を改造する予定で、最初の改造車両は10月下旬に営業運転を開始する。
改造後のN700系車体側面には、JR東海の車両と同様に、現行の車体ロゴ「N700」の横に、小さく「A」の文字を追加し、改造前のN700系と識別できるようにする。