鉄道コム

北総鉄道、運賃問題対策協議会に申し入れ

2013年11月2日(土)19時16分

北総鉄道は10月24日、北総線の現行運賃の維持には補助金の継続が必要不可欠、とする申し入れを北総線運賃問題対策協議会に対して行った。

北総鉄道は他社線と比べて高額な運賃体系となっており、開業時から課題になっている。北総線の沿線自治体2市2村は2005年、運賃の問題を協議するため、「北総線運賃問題対策協議会」を発足。協議会の働きかけにより、2009年に沿線自治体6市と千葉県、京成電鉄、北総鉄道の間で、値下げによる減収分の半額を自治体が負担することで合意した。現在、年間3億円が補助金として充てられている。

補助金の期限が切れる2015年度を前に、同協議会は北総鉄道の経営状態などを改めて検証。今年8月、補助金がなくても現運賃体系が維持できるとした報告書を発表した。

今回の北総鉄道の申し入れは、同報告書が将来の人口減、金利の変動や上昇を考慮していないこと、2009年の合意は補助金が中長期的に継続される前提であることなどを言及し、反論。補助金の継続を主張した。

今後の補助金の継続については、同社の主張も参考にしつつ決定するものと見られる。

2013年11月2日(土)19時16分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。