JR西日本は22日、山陽新幹線の「こだま」で運用している500系の4列シート車両と指定席車両を増やすことを発表した。
山陽新幹線の「こだま」は、主にN700系、700系、500系の各8両編成の車両により運転されており、指定席は2+2列の4列シートが使用されている。ただ、500系とそれ以外の車種では4列シートの両数が異なっており、4列シートが1両しかない500系では、近年増加している「こだま」の指定席の需要に対応できていなかった。
そこで同社は、今年10月中旬から500系の4列シート車両を拡充する改造工事に着手。500系の全8編成を対象に、4号車、5号車を改造し、現在の6号車とあわせた3両を4列シート車両とする。
全編成の改造工事が終わる12月19日からは、指定席を5号車と6号車の2両に増やす。また多客期は4号車も指定席車両に変更し、指定席利用客のニーズに応える。