JR四国は25日、予讃線と瀬戸大橋線で運転している「アンパンマン列車」車両のうち、「ばいきんまん号」と「ドキンちゃん号」の座席や車内デザインをリニューアルすると発表した。
予讃線と瀬戸大橋線の「アンパンマン列車」は11両あり、このうち先頭車両の「ばいきんまん号」と「ドキンちゃん号」の車内には、「アンパンマンシート」が16席設置されている。このたびアンパンマンシートのデザインを一新し、座席の枕部分に立体的なキャラクターを施すとともに、座席、天井、壁、床など車内全体を統一したデザインで装飾する。「ばいきんまん号」の車内は「ばいきん城」を、「ドキンちゃん号」の車内は「ドキンちゃん」の部屋をそれぞれイメージ。子どもの目の高さや視線を考慮し、楽しめるようにする。
リニューアルにあわせ、普通車指定席とグリーン車指定席を分ける自動ドアの開閉方式も変更し、これまでのセンサー式からタッチ式に変える。車内で子どもが移動しても、ドアが頻繁に開閉しないようにする。
「ばいきんまん号」と「ドキンちゃん号」の車両を使った列車は、宇和島~松山間の特急「宇和海」8本、宇和島~岡山間、岡山~松山間の特急「しおかぜ」4本で運用。「宇和海」と「しおかぜ」で交互に運用する。