JR西日本は18日、京都市の梅小路公園内に設置する博物館の名称が「京都鉄道博物館」に決まったと発表した。同館のロゴマークについても明らかにした。
京都鉄道博物館は、同社の既存施設「梅小路蒸気機関車館」の隣接地に2つの棟を建て、機関車館と一体化するもので、2016年春に開業予定。日本だけでなく世界からの注目も集めたいとして、地名の「京都」を名称の頭につけた。
ロゴマークは、上空から見た敷地や建物の形をイメージし、左側に「く」の字形の鉄道博物館を、右側に扇形の機関車館を配したデザインとした。地域、人、鉄道という3つの概念を込め、レールと車輪、子を抱き上げる親などのイメージも重ねている。色は、鉄に由来し、かつて鈍色(にびいろ)と呼ばれていた、「ブラウニッシュ グレー」を用いる。
鉄道博物館の建設工事については、都市公園法に基づく設置許可が今月6日に京都市から出されており、JR西日本は2014年早々にも着工するとしている。