JR東日本は8日、岩泉線の廃止日を2014年4月1日(火)に繰り上げる届出を国土交通大臣に提出した。
岩泉線は、山田線の茂市駅から分岐し、龍泉洞の玄関口となる岩泉駅に至る38.4キロの路線。2010年7月に押角~岩手大川間で土砂崩落が発生し、列車が乗り上げて脱線する事故が発生した。その後は、全線でバスによる代行輸送が行われている。
同社は、復旧に伴う費用が多額になることに加え、復旧に要する期間や利用者の減少を考慮し、廃止を決定。昨年11月8日に岩泉線の廃止届を国土交通大臣に提出した。手続き上、廃止日はその1年後としていたが、すでに列車が運転していないほか、トンネル区間を道路に転用する工事を行うこともあり、廃止日を2014年4月1日に繰り上げることにした。