いすみ鉄道は15日、急行列車で使用しているキハ52形125号の塗装を、国鉄標準色から首都圏色に変更すると発表した。国鉄色での最終定期運行は2014年2月16日(日)で、首都圏色での運用は3月上旬に始める。
キハ52形125号は、1965年に新潟鐵工所で製造された。2010年にJR西日本からいすみ鉄道が購入し、翌年4月に急行列車として営業運転を始めた。同社でクリーム色と朱色の国鉄一般形気動車色に塗り替えて運転していたが、車両外板の塗装が劣化したため、再塗装することにした。新しい塗色は、首都圏色(朱色5号)。国鉄色での定期運用は2月16日で終え、首都圏色は3月上旬から運用する。
塗色の変更に伴い、同社では「ありがとう一般色キハ52 125」企画を実施。2月1日から同車両デザインの台紙がついた記念急行券・指定席券を発売するほか、2月の土休日、5日、7日に運転する急行列車の乗客向けに記念乗車証を配布する。5日と7日の臨時急行は、キハ52形の単行運転で、大多喜~大原間を2往復する。
なお、2月22日、23日の急行列車は、いすみ200’形レールバスの3両編成を代用し、急行料金は不要とする予定。レールバス3両による運転は、定期列車としては最後になるという。