しなの鉄道は21日、2014年夏に導入する観光列車の名称を「ろくもん(ROKUMON)」とし、戦国武将をテーマにしたデザインを採り入れると発表した。
ろくもんは、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインし、同社の115系3両を観光列車化。列車のコンセプトは「しなの鉄道沿線地域の魅力満載列車」で、長野県産の木材を床、座席などに使い、ラウンジ風の空間を設け、地元の食材を使った食事を提供する。座席数は、1号車が24席、2号車が28席、3号車が20席。1号車は、ファミリーやグループ向けとし、車両中央には子ども向けに「木のプール」を設置する。2号車は、カウンター席とソファ席、3号車は、2人組みの乗客向けの対面席をそれぞれ設ける。外観デザインは、沿線地域を代表する戦国武将、真田氏をテーマに設定。武具などを赤で統一した「赤備え」にあわせて濃い赤色を基調に、同氏の家紋などをゴールドで入れる。列車名称の「ろくもん」は、真田氏ゆかりの「六文銭」から命名した。
観光列車の導入は、同社では初。2014年4月から予約を受け付け、今夏に軽井沢~長野間で運転を始める。