鉄道コム

只見線不通区間、「道路で遜色ない水準」JR東

2014年1月24日(金)13時44分

只見線代行バス(イメージ)
只見線代行バス(イメージ)

JR東日本、国土交通省、福島県、只見線沿線市町が出席する「JR只見線検討会議」が22日、福島県郡山市で開かれ、JR東日本は只見線の不通区間の状況を発表した。

同社が発表した資料によると、只見線の不通区間で実施している代行バス(1日5往復)については、1便あたりの平均利用者が4人以下で「極めて少ない」状況。代行バスの運休はこれまでに全体の1.7%あったが、同期間における小出~只見間の列車の運休率は6.2%で、鉄道よりも低い割合としている。なお、不通区間の所要時間は、鉄道の44分に対し、バスは50分。同社は、只見線復旧の可否については明らかにしなかったが、「利便性については鉄道と道路で遜色ない水準」との見解を示し、鉄道としての復旧に否定的な見方も示した。

只見線は2011年7月の豪雨により、会津川口~只見間の約27.6キロが現在も不通となっている。同区間の復旧については、2013年5月に工事費約85億円、工期4年以上との試算結果を発表しており、今回の会議でも同様に示された。

2010年度の鉄道統計年報によると、1日1キロあたりの只見線の利用人数は370人で、同社管内の路線でワースト2位。当時ワースト1位の岩泉線は、今年4月1日に廃止されることが決まっている。

2014年1月24日(金)13時44分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。