鉄道コム

香港鉄路向け新車両を受注、近畿車輌など

2014年1月28日(火)12時43分

ステンレス製車両(既存車両イメージ)
ステンレス製車両(既存車両イメージ)

近畿車輌、川崎重工業、伊藤忠商事の3社は24日、中国香港の鉄道会社「香港鉄路」から、鉄道車両の改造や車両新造の契約を受注したと発表した。

3社によるコンソーシアムが今回受注したのは、これまでに3社が香港鉄路に納入した車両を、建設中の新規路線での運行にあわせて改造する工事と、車両改造に対応して中間車36両の新造。契約金額は約11億香港ドル(約148億円)で、2015年7月に新車両の現地納入を始める。完了予定は2018年で、新規路線である通称「沙中線」第1期区間の開業に合わせる。

沙中線は、香港島の金鐘駅、西鉄線の紅カン駅、馬鞍山線の大囲駅を結ぶもので、第1期区間は、紅カン~大囲間の約11キロ。同区間の開業により、西鉄線と馬鞍山線が直通し、屯門~烏渓沙間が新たに「東西走廊」(EWC)として運営される。

3社は、西鉄線で7両編成、馬鞍山線で4両編成のステンレス製車両を納入しており、これらの車両をEWCでの運転に適合するよう改造。新造する中間車も同タイプのステンレス製車両を予定している。同コンソーシアムのステンレス製車両は、車内外の静かさ、快適性、環境性能で優れているとしている。

2014年1月28日(火)12時43分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

特急「サザン」に新車導入

南海が中期経営計画で発表。2027年度以降に導入を予定。高野線の観光特急も2026年春登場。

画像

新京成線改め「松戸線」誕生

新京成電鉄が京成電鉄に吸収合併され、新京成線は「京成松戸線」に。記念式典も開催されました。

画像

【PR】「リセマラ」推奨⁉ のデジタルスタンプラリー

ランダム性が楽しい若桜鉄道のスタンプラリー。豪華な賞品もある企画を体験しました。

画像

東上線に新型「90000系」

「今までにない印象に残る大胆な先頭形状」を採用。9000系置き換え用に2026年デビュー。

画像

「元新京成車」扱いどうなる?

4月1日の京成電鉄と新京成電鉄の合併後、元新京成車はどうなる? 京成に取材しました。その将来の分析も。

画像

4月の鉄道イベント一覧

いよいよ新年度。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。