JR西日本は24日、2015年春の北陸新幹線開業に合わせた金沢駅のリニューアル計画について発表した。東口と西口を結ぶコンコースなどが対象で、工事期間は、2014年1月から2015年3月まで。
コンコースは、「東口広場と西口広場をつなぐ、金沢の新しいシンボルロード」をコンセプトに整備。コンコース全体に、同駅東口にある「鼓門」をイメージした門型の木製構造物を設置し、統一感のあるデザインとするほか、床面や照明設備も改修し、明るい空間に変える。コンコースの装飾には、金沢の伝統工芸品も取り入れる。柱部分には、案内サインやパンフレット棚を設け、情報発信機能を持たせる。また、現在のコンコースにフロアの一部がせり出していた「みどりの窓口」は、新幹線改札口側に移動。コンコースの幅を広げ、利用しやすくする。
このほか、在来線改札口付近には荷物預かり所を、在来線の各ホームには待合室を設置。一部のトイレでは、全面的な改装と段差の解消を行う。