仙台市交通局は21日、2015年度の地下鉄東西線開業時の新たな運賃制度として、地下鉄で200円の均一運賃や東西線駅周辺のバスで100円の均一運賃などを導入すると発表した。
地下鉄の200円均一運賃は、仙台駅を中心に東西線、南北線とも各方面3駅までのエリア内の運賃を均一にするもの。東西線の国際センター~薬師堂間、南北線の北四番丁~河原町間の13駅間であれば、どこまで乗車しても一律200円とする。現在、南北線の北四番丁~河原町間は250円のため、導入後は50円割安になる。
東西線駅周辺のバス100円均一運賃は、同線の交通結節駅となる八木山動物公園駅、薬師堂駅、荒井駅の各駅周辺約1.5キロ内のバス運賃を一律100円とするもの。エリア内はどこで乗り降りしても同額となり、駅周辺の活性化のほか、バスと地下鉄の乗り継ぎを促す。
このほか同局は、今年12月にサービスを開始するICカード乗車券「イクスカ」において、「ポイントサービス」も導入する。東西線開業後は、イクスカを使って乗車するごとにポイントがたまり、たまったポイントを運賃の支払いに使えるサービスを実施する。地下鉄とバスを一定時間内に乗り継げばポイントが上乗せされる特典も設ける。