大井川鐵道は6日、2014年3月26日にダイヤ改正を行い、金谷~千頭間の電車の運転を14往復から8往復に減らすと発表した。
今回のダイヤ改正は、同社の収益源であるSLの乗客減を受けたもので、一層の合理化のために行う。本線(金谷~千頭間)の普通電車は、現在14往復のところ8往復に減らし、金谷駅と同線の中間地点にある家山駅間の列車を1往復設ける。上り始発列車は時刻を35分繰り下げ、下り最終列車は43分繰り上げる。井川線(千頭~井川間)の列車についても、3月26日(水)にダイヤを改正する。ダイヤの詳細は、決まり次第発表するとしている。
同社は、駅の無人化、ワンマン運転化などのほか、2013年3月にはSL急行料金の値上げも行ったが、今年度も赤字になる見通し。2月3日には、沿線自治体の島田市と川根本町に経営支援策を検討する協議会の設置を要請した。両首長は、検討を開始する旨、回答したという。