鉄道コム

JR東 首都圏の大雨対策工事が今月で完了

2008年6月6日(金)12時38分

土砂崩壊の防止用に設置されたコンクリート製の格子枠(常磐線 岩間-友部間)
土砂崩壊の防止用に設置されたコンクリート製の格子枠(常磐線 岩間-友部間)

JR東日本は、2004年4月から実施してきた「首都圏を中心とした降雨防災強化工事」を今月ですべて完了させる。

この取り組みは、大雨の際の運転規制を緩和する目的で、JR東日本が総額230億円をかけて、山手線や中央線や東海道線など、首都圏で特に利用者が多い12路線で対策を行っていたもの。

工事対策箇所は約650箇所で、土砂崩壊防止用のコンクリート製の格子枠や抑止杭の設置、土砂流入防止用の土砂止め柵、排水設備の整備を実施した。この対策による改正内容は、運転中止が解消されたのが3路線4区間、運転中止の基準値が向上されたのが2路線2区間、速度規制の基準値と徐行速度を向上(時速15kmから時速35km)されたのが10路線10区間。

今月17日の横浜線の運転規制改正をもって、予定していたすべての路線の工事が完了する。他路線ではすでに新しい運転規制となっており、同社によると、運転規制改正前と比較して運転中止の回数は約8割減少、速度規制の回数は約4割減少しているという。

2008年6月6日(金)12時38分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。