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JR西、自己充電型バッテリー車両を営業運転

2014年2月12日(水)16時24分

JR西日本は10日、自己充電型バッテリー車両を営業列車に投入すると発表した。

自己充電型バッテリー車両は、充電用小型ディーゼル発電機と大容量バッテリーを搭載し、発電機で充電したバッテリーの電力でモーターを動かして走行する。充電のための地上設備を必要としない方式で、近畿車輛が開発した。自己充電型バッテリー車両の営業運転は、初めてとなる。

同車両は、観光キャンペーン「和歌山デスティネーションキャンペーン」にあわせ、観光列車として導入する。車内は、通常の座席とは別に海向きの座席を自由席として設けるほか、イベントスペースや大型荷物置場、「エネルギー表示ディスプレイ」などを表示するディスプレイを設置する。外観は、サンリオのキャラクター「ハローキティ」が和歌山県南部エリアの観光地を紹介するデザインにラッピングする。

運転区間は、熊野灘の海岸線を通る紀勢本線の新宮~串本間(41.6キロ)で、快速列車として1日2往復する。運転期間は、9月13日(土)から12月14日(日)までの土休日。2両編成で全席指定(48席の予定)。車内でのおもてなしや発着駅からのミニツアーなども行う。

2014年2月12日(水)16時24分更新

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