JR東海は13日、名古屋工場の耐震化および設備更新を実施すると発表した。
耐震化工事では、工場内の建物の耐震性を確保するため、建え替えや耐震補強を実施する。建え替えを行う建物の面積は約1万4000平方メートルで、補強を行う建物の延床面積は約2万3000平方メートル。耐震化工事にあわせて、機械設備の更新や修繕ラインの見直しも実施する。更新する機械設備は計110台。
工事の概算費用は約180億円(付帯費用を含む)で、工期は2014年2月から2022年3月まで。
名古屋工場はJR東海の在来線車両の全般検査、重要部検査を実施できる唯一の工場で、同工場が大規模な改修工事を行うのは、1924年の移転以後初めて。