5月20日、京浜急行電鉄久里浜工場で、「京急ファミリ―フェスタ2018」が開催された。
毎年5月に開催されるこの車両工場開放イベント。例年人気を集める車両展示や工場内部展示のほか、今年は京急創立120周年や、浅草線相互直通運転50周年を記念したイベントも開かれた。
車両展示
大人気となっていた車両展示ブース。今年は2100形や「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」といった看板車両のほか、京急創立120周年を記念したラッピング車両や、3月に引退した2000形などが展示された。
![車両展示ブースの隣では、正面方向幕実演や運転台撮影などが開催された。800形823編成を使用した正面方向幕実演では、普段800形が入らない行先・種別が表示されると、ファンから歓声が上がっていた。
久里浜工場には、2011年に引退した旧1000形の2両編成が保存されている。今回のファミリーフェスタでは、都営浅草線との相互直通開始50周年を記念して、当時使用された形式であるこの旧1000形を使用した「花電車」が展示された。
このほか車両展示ではないが、敷地内では解体を控えて留置されている800形822編成なども見られた。
主工場
久里浜工場のメイン施設となる主工場では、車両機器の展示や体験イベントなどが行われた。
主工場では、各種機器の体験イベントも開かれていた。子ども向けの体験コーナーでは、馴染みある機器を自分の手で動かせるため、多くの親子連れが列を作っていた。
主工場では、2017年5月に修復作業が始まった230形236号の部品も展示されていた。2017年11月の久里浜工場搬入時には錆なども見られた部品だが、修復作業によって往年の姿を取り戻していた。
特修工場
車両の更新工事などを行う特修工場。現在まさに更新工事中の新1000形のほか、引退し解体待ちとなっている2000形が見られた。
特殊車両展示
京急線の安全に貢献する保線車両たち。会場内では、この保線車両の展示のほか、作業の実演なども行われた。
その他
会場内ではこの他にも、鉄道部品販売や踏切非常ボタンなどの操作体験、創立120周年を記念したパネル展示などが行われた。
多くの親子連れやファンでにぎわった京急ファミリーフェスタ2018。今回は、2万人強が来場したという。