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姿を現しつつある「品川新駅」~2020年に向けた首都圏の駅の動き

2018年6月26日(火) 鉄道コムスタッフ

2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会にあわせ、JR東日本が田町~品川間に「品川新駅」(仮称)を暫定開業する工事を進めています。品川新駅は、山手線と京浜東北線が停車し、山手線の駅としては約半世紀ぶりの新駅になります。

姿を現しつつある「品川新駅」の工事の様子を紹介します。(2018年6月17日、23日撮影)

品川新駅は、田町駅から南に約1.3キロ、品川駅から北に約0.9キロの位置に開設されます。所在地は、港区港南二丁目です
品川新駅は、田町駅から南に約1.3キロ、品川駅から北に約0.9キロの位置に開設されます。所在地は、港区港南二丁目です

品川新駅は、東京総合車両センター田町センターの再編により生み出された土地を活用し、車両基地西側の跡地に設置されています。

写真手前の山手線、京浜東北線の線路は、新駅設置にあわせて、移設されます。新駅には、山手線と京浜東北線が停車します
写真手前の山手線、京浜東北線の線路は、新駅設置にあわせて、移設されます。新駅には、山手線と京浜東北線が停車します
京浜東北線の列車車窓から見た新駅の様子。ホームが整備されつつあります。ホームは2面4線で、各番線には、可動式ホーム柵が設置される予定です
京浜東北線の列車車窓から見た新駅の様子。ホームが整備されつつあります。ホームは2面4線で、各番線には、可動式ホーム柵が設置される予定です

新駅周辺では国際的な交流拠点の整備が行われ、駅を核としたまちづくりが進められる予定です。新駅の前には、2階構造の広場空間も設置されます。

駅舎は鉄骨造りで、建物の建築面積は約5500平方メートル
駅舎は鉄骨造りで、建物の建築面積は約5500平方メートル

品川新駅は、品川駅ホーム端から、その側面を見ることができます。駅舎の上部には、折り紙をモチーフとした白い大屋根が設置され、その屋根が目印になっています。屋根は、膜や木などの素材を使用。膜はランダムな形状になる仕様としています。

京浜急行電鉄の品川駅ホーム北端から見た品川新駅方面。白い屋根が新駅です
京浜急行電鉄の品川駅ホーム北端から見た品川新駅方面。白い屋根が新駅です
新駅側面をズームアップで撮影。建造物(駅舎)は、地上3階、地下1階、高さ約30メートルを予定
新駅側面をズームアップで撮影。建造物(駅舎)は、地上3階、地下1階、高さ約30メートルを予定
品川新駅 鳥瞰イメージ(JR東日本プレスリリースより)
品川新駅 鳥瞰イメージ(JR東日本プレスリリースより)

6月17日には、新駅側に線路を移すための工事として、京浜東北線南行の線路切換工事が行われました。切り換え後最初の京浜東北線の列車は、大勢の乗客やファンなどが見守る中での入線となりました。

線路切換工事を知らせるポスター(赤羽駅で撮影)。17日の京浜東北線は、始発から10時40分ごろまで品川~上野間で運休となりました
線路切換工事を知らせるポスター(赤羽駅で撮影)。17日の京浜東北線は、始発から10時40分ごろまで品川~上野間で運休となりました
品川駅5・6番線ホーム北側から見た新駅方面の様子。左の緩やかなカーブが京浜東北線南行の新しい線路で、5番線に入ります。右の線路(6番線)は東海道本線の上り線です
品川駅5・6番線ホーム北側から見た新駅方面の様子。左の緩やかなカーブが京浜東北線南行の新しい線路で、5番線に入ります。右の線路(6番線)は東海道本線の上り線です
17日10時20分ごろ、線路切り換え後の初列車が5番線に入線。右が京浜東北線南行の旧ホーム(4番線)
17日10時20分ごろ、線路切り換え後の初列車が5番線に入線。右が京浜東北線南行の旧ホーム(4番線)
5番線から発車する初めての京浜東北線は、「試運転」の表示で入線。到着後、「大船」行きの表示に変わりました
5番線から発車する初めての京浜東北線は、「試運転」の表示で入線。到着後、「大船」行きの表示に変わりました
5番線初列車には、多くの作業員が集まり、モニターをチェックしたり、タブレットで撮影したりといった様子が見られました
5番線初列車には、多くの作業員が集まり、モニターをチェックしたり、タブレットで撮影したりといった様子が見られました
6月17日、京浜東北線品川駅 線路切換工事概要(JR東日本プレスリリースより)
6月17日、京浜東北線品川駅 線路切換工事概要(JR東日本プレスリリースより)

品川新駅は、駅名の公募が現在行われており、2018年の冬ごろに正式名称が決定する予定です。その後、2020年に暫定開業、同駅周辺の「街びらき」にあわせて2024年ごろに全面開業する予定です。

 

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