2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会にあわせ、JR東日本が田町~品川間に「品川新駅」(仮称)を暫定開業する工事を進めています。品川新駅は、山手線と京浜東北線が停車し、山手線の駅としては約半世紀ぶりの新駅になります。
姿を現しつつある「品川新駅」の工事の様子を紹介します。(2018年6月17日、23日撮影)
品川新駅は、東京総合車両センター田町センターの再編により生み出された土地を活用し、車両基地西側の跡地に設置されています。
新駅周辺では国際的な交流拠点の整備が行われ、駅を核としたまちづくりが進められる予定です。新駅の前には、2階構造の広場空間も設置されます。
品川新駅は、品川駅ホーム端から、その側面を見ることができます。駅舎の上部には、折り紙をモチーフとした白い大屋根が設置され、その屋根が目印になっています。屋根は、膜や木などの素材を使用。膜はランダムな形状になる仕様としています。
6月17日には、新駅側に線路を移すための工事として、京浜東北線南行の線路切換工事が行われました。切り換え後最初の京浜東北線の列車は、大勢の乗客やファンなどが見守る中での入線となりました。
品川新駅は、駅名の公募が現在行われており、2018年の冬ごろに正式名称が決定する予定です。その後、2020年に暫定開業、同駅周辺の「街びらき」にあわせて2024年ごろに全面開業する予定です。