西口駅舎も進化
新しい西口駅舎は、かつての駅舎同様、牛込橋に面する場所に設けられました。旧駅舎の解体工事に伴い、西口にはかつてのホーム西端部から続く仮駅舎が2016年8月に供用を始めていましたが、橋に通じる位置ではなかったため、約4年ぶりに元々のアクセスに戻った形になります。
旧駅舎との違いは、駅舎が2階建てになったこと、改札外コンコースや駅前に「歩行者空間」が整備されたことなどが挙げられます。牛込橋と駅舎の間には新たに空間的なゆとりができ、回遊性も向上しました。歩行者空間は一部が工事中ですが、工事終了後には、牛込見附や江戸城外堀といった駅付近の史跡を紹介する展示物が設けられるなど、新たな要素が増えます。駅舎付帯の施設や店舗も7月12日に一部がオープン。2階には、史跡などを眺められるデッキが別途開設される予定です。
改札内コンコースは、改札外に比べると広々とはしていませんが、東側の一角に大きな窓が設けられ、列車を見下ろせるようになりました。同スペースに面する位置には店舗があり、8月25日にオープンする予定です。
旧ホーム東側の様子
ここからは、かつてのホームの様子を紹介します。カーブ区間ならではのトレインビュー、目白通りをまたぐ位置合いならではの光景がそこにはありました。東口駅舎は存続するため、連絡通路としてのホーム部分も残りますが、東寄りの閉鎖された旧ホームは過去のものに。今後の動向が気になるところです。