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カーブから直線へ~進化した飯田橋駅ホーム

2020年7月13日(月) 鉄道コムスタッフ 冨田行一

西口駅舎も進化

新しい西口駅舎は、かつての駅舎同様、牛込橋に面する場所に設けられました。旧駅舎の解体工事に伴い、西口にはかつてのホーム西端部から続く仮駅舎が2016年8月に供用を始めていましたが、橋に通じる位置ではなかったため、約4年ぶりに元々のアクセスに戻った形になります。

飯田橋駅新西口駅舎。駅舎2階部分のオープン時期は未定です
飯田橋駅新西口駅舎。駅舎2階部分のオープン時期は未定です
7月4日時点の西口駅舎。屋根などの独特な形状は、付近の史跡との調和をめざしたものといいます
7月4日時点の西口駅舎。屋根などの独特な形状は、付近の史跡との調和をめざしたものといいます

旧駅舎との違いは、駅舎が2階建てになったこと、改札外コンコースや駅前に「歩行者空間」が整備されたことなどが挙げられます。牛込橋と駅舎の間には新たに空間的なゆとりができ、回遊性も向上しました。歩行者空間は一部が工事中ですが、工事終了後には、牛込見附や江戸城外堀といった駅付近の史跡を紹介する展示物が設けられるなど、新たな要素が増えます。駅舎付帯の施設や店舗も7月12日に一部がオープン。2階には、史跡などを眺められるデッキが別途開設される予定です。

駅舎北側の様子。1階部分や歩行者空間も一部で工事が続いています
駅舎北側の様子。1階部分や歩行者空間も一部で工事が続いています
旧駅舎解体後の西口の様子(2017年3月撮影)。中央線快速列車の後方に見えるのが仮駅舎です
旧駅舎解体後の西口の様子(2017年3月撮影)。中央線快速列車の後方に見えるのが仮駅舎です

改札内コンコースは、改札外に比べると広々とはしていませんが、東側の一角に大きな窓が設けられ、列車を見下ろせるようになりました。同スペースに面する位置には店舗があり、8月25日にオープンする予定です。

西口改札。自動改札機の通路は5本です。「シースルーカウンター」タイプの有人改札も設置されました
西口改札。自動改札機の通路は5本です。「シースルーカウンター」タイプの有人改札も設置されました
改札内コンコース東側窓からの眺め
改札内コンコース東側窓からの眺め
西口仮駅舎の出入口。仮駅舎は約4年間で役目を終え、7月11日をもって閉鎖となりました
西口仮駅舎の出入口。仮駅舎は約4年間で役目を終え、7月11日をもって閉鎖となりました
仮駅舎改札(7月4日撮影)。改札を入り左に進むと、線路をまたぐ通路に出る構造でした
仮駅舎改札(7月4日撮影)。改札を入り左に進むと、線路をまたぐ通路に出る構造でした

旧ホーム東側の様子

ここからは、かつてのホームの様子を紹介します。カーブ区間ならではのトレインビュー、目白通りをまたぐ位置合いならではの光景がそこにはありました。東口駅舎は存続するため、連絡通路としてのホーム部分も残りますが、東寄りの閉鎖された旧ホームは過去のものに。今後の動向が気になるところです。

旧ホーム東側の様子。通行できるのは東口への階段部までとなり、その先は閉鎖されました
旧ホーム東側の様子。通行できるのは東口への階段部までとなり、その先は閉鎖されました
ホーム東側、階段部付近(7月4日撮影)。東口の昇降通路は東西に1か所ずつありましたが、東側(秋葉原寄り)の方は7月12日に閉鎖となりました
ホーム東側、階段部付近(7月4日撮影)。東口の昇降通路は東西に1か所ずつありましたが、東側(秋葉原寄り)の方は7月12日に閉鎖となりました
目白通りをまたぐ旧ホームと飯田橋駅東口駅舎(右)。この範囲で列車が発着することはなくなりました
目白通りをまたぐ旧ホームと飯田橋駅東口駅舎(右)。この範囲で列車が発着することはなくなりました
ホームから見た目白通りと飯田橋交差点(7月4日撮影)。ホームに降り立ってこの光景を眺めることができたのも過去の話です
ホームから見た目白通りと飯田橋交差点(7月4日撮影)。ホームに降り立ってこの光景を眺めることができたのも過去の話です
ホーム東側からのズーム撮影(7月4日撮影)。ガードとカーブ区間を撮ることができました
ホーム東側からのズーム撮影(7月4日撮影)。ガードとカーブ区間を撮ることができました
ホーム東端付近でのトレインビューの例。写真は2005年6月に撮った中央線201系
ホーム東端付近でのトレインビューの例。写真は2005年6月に撮った中央線201系

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