高架化直前の地上区間
高架化される清水公園~梅郷間(2.9キロ)の地上区間の最後の様子を紹介します。
まずは清水公園駅。同駅は連続立体交差事業の区間に含まれず、今後も地上駅のままですが、高架線の供用開始にあわせて、使用ホームが変更されます。
高架化前は、2番線(春日部・大宮方面)と3番線(柏・船橋方面)の1面2線が使用されていますが、3月28日からは、これまで使用休止となっていた1番線を使用し、かわりに3番線を不使用に。1番線(春日部・大宮方面)と2番線(柏・船橋方面)の2面2線の使用にかわります。
次は、愛宕駅です。高架線建設のために移設された地上ホームと線路は、3月27日をもって廃止となります。東武鉄道によると、現在の地上線路を覆うような新たな通路を作り、28日以降は東側の現駅舎からでも西側の新駅舎へ行くことができるようにするとのことです。
続いて、野田市駅。愛宕駅と同様に、1面2線の高架ホームの使用が開始され、地上ホームは廃止されます。その一方で、改札口や事務室といった駅の心臓部は、愛宕駅とは異なり、現駅舎をそのまま使用します。ホームと通路部分の新駅舎は先行して使用されるものの、改札口やトイレ等の施設は現駅舎のままになるとのこと。連続立体交差事業が完了する3年後には、新駅舎が開業し、ホームは2面4線へと拡大される予定です。
最後に高架線の終端地点。野田市~梅郷間の中間近くの場所が、連続立体交差事業の終端となっています。3月28日に高架線に切り替わった後、地上の線路は4月以降に順次撤去される予定です。