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新車両リポート

東武「スペーシア」、登場時の塗装が復活!

2021年6月4日(金) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

リニューアル後に4色となっていた「スペーシア」

スペーシアは、1990年にデビューした特急型車両。浅草と日光・鬼怒川エリアを結ぶ「きぬ」「けごん」などに使用されています。

2011年にはリニューアルが開始されており、その際に「東京スカイツリー」のコンセプトカラーである「粋」基調、「雅」基調、そして日光・鬼怒川線の観光列車のイメージカラーである「サニーコーラルオレンジ」基調の3色に順次変更されました。さらに2015年には、日光東照宮の四百年式年大祭を記念して、金色の「日光詣スペーシア」も登場しています。

水色の「粋」基調
水色の「粋」基調
紫の「雅」基調
紫の「雅」基調
「サニーコーラルオレンジ」基調(nnn2さんの鉄道コム投稿写真)
「サニーコーラルオレンジ」基調(nnn2さんの鉄道コム投稿写真)
金色の「日光詣スペーシア」
金色の「日光詣スペーシア」

今回のスペーシアの塗装変更は、スペーシアデビュー30周年を記念して実施するもので、デビュー時の塗装は2012年8月以来の復活となります。

6月5日の臨時列車でデビュー

このデビュー時塗装の109編成は、6月5日に営業運転を開始します。当初は団体臨時列車でデビューする予定でしたが、このツアーは中止に。しかしながら、団体臨時列車と同時刻で、この109編成による臨時列車を運転するということです。

スペーシアは、今後は109編成を含む5本がデビュー時の塗装へと変更される予定。東武鉄道では、今後どの順番で塗装を変更していくかは決定していないといいますが、2021年度は109編成を含む2本がリバイバル塗装となる計画としています。

また、デビュー時塗装へ変更される5本に加えて、101編成も別のリバイバル塗装になるとのこと。これにより、スペーシア全9本のうち6本の塗装が変更され、「粋」「雅」の塗装は、近い将来見られなくなります。

このほか、スペーシアと同時期にデビューした、「りょうもう」用の200型も、2021年でデビュー30周年を迎えています。東武鉄道は、この200型においても、205編成と209編成の2本を対象としてリバイバル塗装への変更を実施するということ。100系101編成がまとう塗装とあわせて、詳細は後日改めて発表されます。

「りょうもう」用の200型。こちらも2本がリバイバル塗装となる予定です
「りょうもう」用の200型。こちらも2本がリバイバル塗装となる予定です

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