2020年夏の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まで、2年を切りました。会場周辺の駅では、会期中を中心に鉄道利用者が増えることなどを見越し、改良工事が行われています。
今回は、ベイエリアの駅に着目し、新木場駅と、東京臨海高速鉄道の国際展示場駅、東京テレポート駅について、工事の予定や様子を紹介します。(2018年8月25日撮影)
東京都江東区にある新木場駅。JR京葉線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東京メトロ有楽町線の列車が発着します。東京湾や荒川河口部に近く、アーチェリーの競技会場となる夢の島公園、水球が行われる東京辰巳国際水泳場などへのアクセス駅になります。5階建ての駅舎は、構内のほか、外壁などの工事が進行中。同工事は2017年6月に着工され、2020年3月にかけて、改装される予定です。
JR新木場駅では、構内の改良工事として、改札口、改札内コンコースの拡張、拡張後のコンコースと接続するエレベーター、エスカレーター、階段の新設などが行われます。
JR新木場駅ホームの下、2階部分に、東京臨海高速鉄道の新木場駅ホームがあります。同ホームの西側には、工事に伴う仮囲いがされ、資材が置かれています。
東京臨海高速鉄道(りんかい線)では、そのほかの駅でも改良工事が進められています。同社の経営改革プランによると、2018年度には、国際展示場駅、東京テレポート駅の両駅で、有人改札の窓口拡張、エレベーターの増設のための工事設計などが行われることになっており、国際展示場駅ではホームドアの設置が完了する予定です。2019年度には、両駅の改札内エレベーター工事が着工され、東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催前までに、同工事を終える見込みとなっています。
オリンピック・パラリンピックに向け、会場の建設や準備が着々と進んでいますが、鉄道や駅の方もさまざまな取り組みが進行中です。注目される動きがあれば、またリポートしようと思います。
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