毎年恒例となったJRグループ春のダイヤ改正を迎えた3月12日。今週一週間(3月7日~13日)の鉄道の話題といえば、このダイヤ改正が一番でしょう。
明るい話題としては、宇都宮線・日光線での新型車両E131系のデビュー、札沼線のロイズタウン駅やあいの風とやま鉄道線の新富山口駅の開業、鹿児島本線・筑豊本線の折尾駅線路切換工事完了といったものが。ダイヤ改正に先立って3月5日にデビューしたJR東海の315系も、ダイヤ改正をもって本格的な運用が始まっています。
一方で、ダイヤ改正につきものの車両の動きとして、特急「おおぞら」で活躍したキハ283系の定期運用消滅、宇都宮線・日光線の205系引退、おおさか東線からの201系撤退、そして小田急電鉄のロマンスカー「VSE」の早すぎる引退といった話題が。VSEは2023年秋ごろまで臨時列車での活躍が続く予定ですが、定期運用最終日となる3月11日には、多くのファンが沿線で別れを惜しみました。
ダイヤ改正以外の話題もご紹介します。JR東日本は、東京駅南部の東西を結ぶ自由通路の本体工事に着手すると、10日に発表しました。東京駅は北側に自由通路がありますが、南側では京葉線コンコース付近まで東西を結ぶ通路はありません。供用開始は2029年頃の予定ですが、丸の内~八重洲間の移動がさらに便利になります。