JR北海道は3月31日、国土交通大臣に対し、根室本線富良野~新得間の鉄道事業廃止届を提出した。
根室本線の富良野~新得間は、2016年の台風10号により被災。2023年3月現在も、東鹿越~新得間(石勝線列車の乗り入れ区間を除く)が不通となっている。同社は今回、沿線自治体との協議によって廃止の合意が得られたことから、今回の廃止届提出に至った。
同区間は、JR北海道が2016年に発表した同社単独での維持が困難な路線の一つに挙げられており、2020年に廃止された札沼線北海道医療大学~新十津川間、段階的に廃止が進められている留萌本線とともに、輸送密度が200人未満の線区となっていた。
同区間の廃止は、2024年4月1日を予定する。