全国相互利用サービスをはじめる10の交通系ICカードのうち、8つのICカードの事業者は2月26日、記念ICカードを発行することを発表した。相互利用サービス開始日当日の3月23日(土)朝に限定発売する。
記念ICカードを発売するのは、「Kitaca」、「Suica」、「TOICA」、「manaca」、「ICOCA」、「SUGOCA」、「nimoca」、「はやかけん」。相互利用サービスをおこなう10のICカードの各キャラクターが、「全国相互利用START!!」の文字の入った日本地図を持っているデザインで、8つのICカードで背景のデザインやキャラクターの位置が微妙に異なる。発売額はいずれも2000円。デポジットの500円をのぞき、鉄道やバスの運賃や電子マネーとして1500円分が使える。
発売場所と発売枚数は、「Kitaca」がJR札幌駅で5000枚、「Suica」がJR東日本の31駅で合計3万枚、「TOICA」がJR東海の37駅で合計1万枚、「manaca」が名鉄や名古屋市営地下鉄など計15駅で合計2万枚、「ICOCA」がJR西日本の138駅で合計5万枚、「SUGOCA」がJR九州の6駅など7か所で合計1万5000枚、「nimoca」が西鉄天神大牟田線の4駅など22か所で合計1万枚、「はやかけん」が福岡市営地下鉄の博多駅と天神駅で合計1万枚。8種類合計で15万枚が発売される。「Kitaca」と「SUGOCA」は午前7時からの発売で、そのほかは午前8時から発売開始。「Kitaca」が1人2枚まで、「Suica」が1人3枚までのほかは、1人5枚まで。いずれもなくなり次第発売終了となる。