いよいよ新年度。2021年度と2022年度にまたがった今週一週間(3月28日~4月3日)の中で話題となった鉄道ニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
年度末の話題としては、JR貨物のEF67形が引退したというニュース。山陽本線の「セノハチ」という勾配が厳しい区間で貨物列車を後押ししてきた車両ですが、老朽化のために3月29日にラストランを迎えました。カラーリングは古さを感じさせないEF67形ですが、もとはEF65形から改造されたもの。約50年におよぶ活躍でした。
事業形態の変更の話題も。山梨県を本拠地とする富士急行は、4月1日をもって鉄道事業を分社化し、富士山麓電気鉄道による運営が始まりました。社名は創業当時のものが復活した形に。一方、路線の愛称は従来通り「富士急行線」となっており、「富士山に一番近い鉄道」としての立場もそのまま引き継がれています。
そして東京では、4月1日に東急目黒線などで8両編成の運転が始まりました。これまで6両編成で運転されてきた目黒線ですが、2022年度末を予定する「相鉄・東急直通線」の開業を前に、東急の車両は全て8両化する計画。5月には三田線の新型車両6500形も営業運転を開始する予定で、2022年度は目黒線系統に大きな変化が訪れる1年となります。