3月8日に東海道新幹線でのラストランを迎える700系。2月12日からは、引退記念装飾を掲出して運転されています。
さよならヘッドマークやさよなら記念装飾など、引退前にはおなじみとなっているこれらの装飾。歴代の新幹線車両では、どのようなデザインだったのでしょうか。
「団子鼻」にメッセージ
1964年の東海道新幹線開業時に導入された、初代新幹線車両の0系。東海道新幹線からの引退は、700系デビューの半年後、1999年の9月18日でした。引退を前にした0系には、「長い間のご利用ありがとうございました」のメッセージが、先頭部に掲げられました。
0系引退直前の定期運用は、東京~名古屋間・東京~新大阪間の「こだま」が各1往復のみ。このほか、7月から8月にかけては、東京~新大阪間で臨時「ひかり」が計3回運転されました。
一方、2008年12月に引退したJR西日本の0系は、引退前の記念装飾はありませんでしたが、JR西日本のオリジナルカラーから青と白のツートンカラーへと塗装が戻され、往年の姿で山陽路を駆けていました。