JR東日本の引退装飾は?
JR東海では、一定の装飾スタイルが確立している様子がわかりました。では、JR東日本の車両はどうだったのでしょうか。
東北・上越新幹線の開業時に投入された200系は、2013年をもって引退。定期運用終了後の4月14日には、新潟~東京・大宮~新潟間で「さよなら200系」号が運転されました。この列車に充当された200系K47編成には、JR東海よりは控えめながらも、「Thank you」のステッカーが掲出されていました。
秋田新幹線「こまち」用として1997年にデビューしたE3系R編成は、時速320キロ運転に対応した後継車のE6系に置き換えられ、2014年に「こまち」としての運用を終了しました。これに先だっては、側面の「こまち」のロゴ上に「ありがとう」のステッカーが貼り付けられ、運転されていました。なお、2014年以降もR編成の一部は「やまびこ」「なすの」で運転されていますが、残存した編成は「こまち」のロゴが消されています。
1997年にデビューしたE2系。長野新幹線(北陸新幹線)用のN編成と東北新幹線用のJ編成がありましたが、このうちN編成は、北陸新幹線金沢開業向けに導入されたE7系によって置き換えが進み、2017年に引退しました。E2系では、明確なさよなら装飾はなかったものの、N編成のロゴをモチーフにした「E2 Asama」のステッカーが、引退間際に車両側面へ掲出されていました。
JR東日本では、他にもこれまでに400系、E1系が引退していますが、両形式への引退記念装飾はありませんでした。