新幹線以外で最も速い列車は?
新幹線以外で最も速い列車は、京成電鉄の空港アクセス列車「スカイライナー」です。この「スカイライナー」は、踏切の無い高規格路線で、かつ高速運行に対応した信号などを整備した成田スカイアクセス線を走ることで、2010年の新規開業区間に限られるものの、最高時速160キロで運転しています。
「スカイライナー」を除く在来線の営業速度は、時速130キロとなっています。これは、非常時の停止距離などを考慮して多くの事業者が採用しているもの。かつて、踏切などで異常を発見した際、非常ブレーキで停止できる距離は600メートルが限度、ということから逆算で定められた、と言われています。2021年現在は、「ひたち」「サンダーバード」「うずしお」「ソニック」といった、JR北海道を除くJR各社の特急、そして常磐線の特別快速や京阪神地区の新快速、岡山~高松間の快速「マリンライナー」、近鉄特急など一部私鉄の列車が、最高時速130キロで運転されています。