鉄道コム

車体更新で誕生 生まれ変わった鉄道車両たち

2020年5月9日(土) 鉄道コムスタッフ

バリエーションさまざまなジョイフルトレイン

団体専用列車や臨時列車向けの特別車両として製作された「ジョイフルトレイン」は、当初は余剰の客車を改造した物が多数を占めていましたが、JR化後には自走可能な電車・気動車タイプが主流に。この流れでJR東日本が485系を改造して製作したのが、「華」「宴」などといったジョイフルトレインでした。

485系を改造して生まれたジョイフルトレイン「宴」
485系を改造して生まれたジョイフルトレイン「宴」

「リゾートエクスプレスゆう」「シルフィード(後のNO.DO.KA)」「彩」、そして「ジパング」の中間車両を除く各編成は、車体を大断面の新品に交換。機器類は485系のものを使用しており、登場時は全編成が交流路線と直流路線の双方を走行できる仕様でした。

また、「リゾートエクスプレスゆう」「シルフィード」の2編成は、形式こそ485系ですが、書類上の種車は183系や189系の中間グリーン車となっていました。この2編成では、種車の車籍を活用して改造製作したという扱いになっているものの、ほとんどの部品は485系の余剰品を使用しているため、事実上は別の車両と言える存在でした。

11編成が製作された485系ジョイフルトレインですが、車両の老朽化や利用者のニーズの変化などによって、現在は「華」「リゾートやまどり」「ジパング」の3本のみに減少しています。

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