七尾線521系/きのくに線227系
七尾線ではダイヤ改正以降、全ての普通列車が521系による運転となります。これにより、これまで七尾線で活躍してきた413系と415系は運用を終了。同線の電車列車は、全てJR世代の車両による運転となります。
413系と415系はいずれも近郊型に区分される形式ですが、七尾線用の413系の一部には、先頭車に455系を組み込んだ編成が2本あります。この車両は、国鉄・JRの急行型車両としては最後の存在。既に定期急行列車が廃止されて久しいですが、今回の車両置き換えにより、国鉄時代に急行列車用として製造された車両が、JRから消滅することとなります。
また、紀勢本線(きのくに線)では、JR西日本管轄エリアの末端区間となる紀伊田辺~新宮で、227系1000番台の運用が始まります。きのくに線和歌山~紀伊田辺間では2020年3月のダイヤ改正で227系が投入されていましたが、今回のダイヤ改正により、きのくに線全線で227系による列車が運転されることとなります。
227系の運用区間拡大によって、紀伊田辺駅以遠で運用されていた105系は運用を終了する予定。現在同線を走る105系は、ほとんどが国鉄時代に105系として新造されたものですが、常磐線用103系から改造された過去を持つ編成が、予備車として1本のみ在籍しています。