世代交代がひと段落する四国の特急
JR四国では、特急「南風」「しまんと」の全列車が、2700系での運転となります。
2700系は、2019年にデビューした振り子式特急型気動車。2020年7月には「うずしお」のN2000系を全て置き換え、「南風」「しまんと」での運用も開始しました。3月のダイヤ改正では、これらの運用も全て置き換え、JR四国の非電化路線における主力特急型車両としての立ち位置を確立することとなります。
一方、2700系に置き換えられる2000系・N2000系は、運用範囲を大幅に縮小。松山~宇和島間の「宇和海」全列車と、高知~中村間の「あしずり」8往復中5往復のみとなります。本州に乗り入れる2000系は見られなくなるほか、グリーン席を設置する非貫通型車両の2000形の定期運用が消滅します。