鹿児島本線の特急「有明」が廃止に
JR九州では、新型コロナウイルスによる利用者減の影響で、特急列車の削減が目立つ改正に。鹿児島本線の特急「有明」は、この改正で運転終了となります。
かつては鹿児島本線系統の主力特急列車だった「有明」ですが、九州新幹線博多~鹿児島中央間全線開業以降は、朝夕のみの運転となる、ライナー列車的な性格を持つ列車となっていました。その本数も年々削減されており、2018年のダイヤ改正で平日朝の上り1本のみに。JRグループの特急列車としては運転本数が最も少ないものとなっていました。
JR九州ではこのほか、九州新幹線「さくら」「つばめ」、鹿児島本線の「きらめき」、長崎本線の「かもめ」、日豊本線の「にちりん」「にちりんシーガイア」「ひゅうが」、福北ゆたか線の「かいおう」で、一部列車の運転を取り止めに。さらに、「かもめ」、日豊本線の「ソニック」「にちりん」については、一部が繁忙期運転の臨時列車に変更となります。
一方で、日南線の観光特急列車「海幸山幸」は、繁忙期に運転本数を1往復増発し、最大2往復の運転となります。