鉄道コム

新駅や新線の開業に、旧型車両の引退 2023年3月のダイヤ改正、何が変わる?

2023年3月16日(木) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

毎年恒例となっている春のダイヤ改正。JRグループのみならず、一部の私鉄でも、大規模な改正を実施します。

相鉄・東急直通線の開業など、JR以外の各社でも動きがある、2023年3月18日(土)のダイヤ改正。JRや私鉄で大きな動きがある事業者について、改正概要をご紹介します。

うめきたエリア開業

今回のダイヤ改正におけるJR西日本の目玉は、「うめきたエリア」の開業です。

うめきたエリアに乗り入れる特急「はるか」
うめきたエリアに乗り入れる特急「はるか」

うめきたエリアは、大阪駅の北側に設けられる、あたらしい地下ホーム。大阪駅の21~24番のりばという扱いです。

このホームが設けられる線路は、東海道本線(JR京都線)と大阪環状線を結ぶ「梅田貨物線」。うめきたエリア付近は、もともとは貨物駅である梅田駅が設置されており、梅田貨物線もこの駅につながる地上の貨物線でした。その後、再開発計画が立てられたことで、梅田駅は廃止。梅田貨物線も地下化され、この新ホームが設置されることとなりました。なお、梅田貨物線の線路は、うめきたエリアの開業に先立つ2月13日に地下化されています。

地上時代の梅田貨物線
地上時代の梅田貨物線

うめきたエリアを発着する長距離列車は、梅田貨物線を通る特急「はるか」「くろしお」。これまで大阪駅の北側を素通りしていた列車ですが、今後はうめきたエリアから乗れるようになり、同駅や神戸方面と関西空港・和歌山方面との間の所要時間が短縮されます。

うめきたエリアに乗り入れる特急「くろしお」
うめきたエリアに乗り入れる特急「くろしお」

加えて、これまでは新大阪駅発着だったおおさか東線も、うめきたエリアに乗り入れます。これにより、大阪駅から大阪市の東側へのアクセス向上を実現するほか、大和路線経由の「直通快速」による、奈良方面へのアクセスの選択肢が増えることとなります。

 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。