大阪の私鉄路線が開業年以来54年ぶりに延伸
2024年に開業したもう一つの区間が、3月23日に延伸された北大阪急行南北線の千里中央~箕面萱野間です。北大阪急行線は、大阪メトロ(開業時は大阪市営地下鉄)御堂筋線の線路を北へ伸ばすような形で、1970年に江坂~千里中央間が開業していましたが、54年ぶりに線路が北へと伸びました。
延伸開業した区間は約2.5キロで、終点の箕面萱野駅のほか、途中駅の箕面船場阪大前駅の2駅が、新駅として開業しました。箕面船場阪大前駅は地下駅で、箕面萱野駅は行き止まり式の高架駅。箕面萱野駅はショッピングセンター「みのおキューズモール」と直結しているほか、同駅横にはバスターミナルが整備され、周辺の公共交通網の利便性向上に寄与しています。
北大阪急行線の延伸工事は、2016年度に開始。当初は2020年度の開業を予定していましたが、用地交渉の難航や工事工程の見直しなどにより、約3年延期されていました。