首都圏特急列車の改変
首都圏では普通列車の削減が目立つ一方、本数減で生まれたダイヤの余裕を活用し、特急列車の運転が拡大される路線もあります。
中央線では、下り特急列車1本、上り特急列車2本が、新宿駅発着から東京駅発着へと運転区間を延長。朝の上り「かいじ」2号は、運転時刻を約20分繰り上げ、新宿駅に8時台に到着する列車となります。
内房線系統では、朝時間帯の上り特急「さざなみ」1本が廃止となる代わりに、1時間ほど早い時間に上り「さざなみ」1本が新設。事実上の運転時刻変更となり、朝ラッシュ時間帯に東京駅へ到着する列車が増加します。
このほか、成田空港アクセス列車である特急「成田エクスプレス」は、これまでラッシュ時間帯のみの停車となっていた千葉駅の停車列車を拡大。日中は半数が千葉駅停車列車となります。
一方、普通列車と同様に、特急列車の削減も見られます。
東海道線では、特急「湘南」1往復が臨時列車に変更。「踊り子」も同様に1往復が臨時化されます。高崎線では、「スワローあかぎ」2本が臨時列車に。「成田エクスプレス」でも列車本数が削減され、新宿~大宮間の運転が取り止めとなります。